Friday, 27 July 2007

アッシジとトスカーナ料理

昨日は、ペルージャにご両親は泊まり私達もペルージャ市内で宿泊先を選んだと思ったら、なんとそこから10キロほど離れたところでした。(笑)

私は、てっきりペルージャを観光するのかと思ってたらアッシジを観光・・・とのこと。なぜにまた・・・アッシジ。誰の希望かと聞いたら、彼のたっての希望。で、またどうして・・?

ここは12世紀の清貧の聖者フランチェスコの町として有名。無知な私・・・。(誰、それ状態)この町の豪商の息子として生まれ、放蕩放無頼の生活を送っていた彼を一転敬虔な宗教の世界へ誘ったのがここの豊かな自然だったそうです。

見所は、サン・フランチェスコ聖堂。
上下2層になった聖堂で地下にはサン・フランチェスコのお墓があります。そして、上階には「聖フランチェスコの生涯」を描いたフレスコ画がありました。これは、28ものエピソードで綴られていました。
素晴らしい作品でした。でも、あまりにも宗教色の濃い町でやはり驚いてしまった。ヴァチカンとはまったく趣の違う教会でした。アッシジでランチを食べ、最後の町フィレンツェへ・・・。

2時間ほどでフィレンツェに着きましたが・・・。フィレンツェ市内で1時間ほどウロウロ。はい、一方通行でホテルに行くのに大変!まず、ご両親のホテルへ向かいその後、私達の宿泊場所へ。で、地図で見るとドウォモをはさんで右と左・・・ってな感じで近そう。でも、スーツケースはあるしホテルに頼んで駐車をするとかなり高い。・・・という事で、とりあえず私達の宿泊先へ向かいました。(普通の地図はあるけど、一方通行の情報がないのであまり役立たない。)そして、30分後・・・。
どうしても行くことができない。偶然にも私達が借りてるレンタカーの事務所を見つけ、そこで、ご両親の泊まっているホテルまでの行き方を教えてもらいました。なぜそうしたかというと、もうほとほと、運転するのがイヤになったからです。私達のホテルまではタクシーで行くことにしよう!・・・と私が提案。で、レンターカーのお兄さんが地図に、行き方を書いてくれたら、なんと・・・アルノ川を渡らないとホテルにいけないのである。そして、地図通りに行ったら5分で着いた。

さて、ご両親のホテルに着きレセプションでとりあえず私達の宿泊先に電話をしてもらいました。なぜ・・・?それは、旅行が始まる前に予約をしたのですが・・・。そこの宿泊先、英語が通じないのです。どんなところか・・というとシスターが経営する所なんです。(ダーリンのガイドブックからチョイス)で、FAXで予約をしたんだけど・・・。それもスペイン語で。FAXを送った後に電話もしたけど本当に大丈夫なのか心配でした。・・・ということで、ホテルのレセプションで確認を。
な・なんと、私のスペイン語けっこう役立ってます。大丈夫だったんです。(笑)

で、レセプションの人が今度は、そこまでの行き方を地図に書いてくれました。(はい、またもやアルル川を渡らないと行くことができない。)そして、ご両親のホテルまで行く際は、違う道を通りまたアルル川を渡らないと行けない!フィレンツェに住んでる人はこの見えないルールを覚えているそうだ。(当たり前といえばそれまでだが・・・)観光客にとったら、迷路に入ったのと同じである。

最終的には宿泊先まで行けたのだが・・・。ご両親のホテルを出発するときに、彼が突然、「車で行くより歩いて行きたい」と言い出したのだ。「えっ?」と思わず、彼のいう事を疑った。「スーツケースもあるし、石畳だし歩きにくいし、私は歩けないと思う」と主張。・・・って言ったら、「そんなにイヤなら僕1人で行くから、君はホテルで待っていいよ」・・・って、そんなこと出来ないでしょう!と内心。最後に彼、「僕は歩きたい。歩く方がマシだ」と言われちょっと唖然・・・そして、「カチン」(みなさん、どう思います?彼の言い分。)

でもホテルのレセプションの女性も「大丈夫、簡単だから・・・」の一言を頼りにもう一度車で出発。簡単と言われたけど、同じところで3度くらい失敗したけどとりあえず無事たどり着きました。
まぁ、そんなわけで私達も無事着き今度は歩いてご両親のホテルへ。着いたときには、彼らは食事に出ておりました。


・・・というわけで2人で近くのレストランへ。ダンキチさんに勧められた食べものを一通り食べてみようと思いまずはリポリータ。
これは、パンと豆の煮込んだスープ。私、豆はどちらかと言うと苦手なのですが、あまり豆・豆してませんでした。
リポリータを1つ注文したら、2皿分に分けてくれました。親切!
これは、豚背肉のローストです。旅行中野菜が不足していたので野菜をオーダー。そして、この大きさのお肉がどーんと2つ出てきてそれが1人前。これもシェア。
いったい、こちらの人はどのくらい食べ
るのだろうか・・。アメリカとサイズは似たり寄ったり、でも味は断然こちらの方がおいしい!最後にカプチーノ。ここのはフォームドミルクに弾力性があって今までの中で一番美味しい。スペインではカフェコンレチェ(エスプレッソにミルク)を毎日飲んで味比べ。そして、イタリアではカプチーノを。
カプチーノを作ってくれたお兄さんの横顔もなんとなく素敵に見えたりして。
(笑)もう一つは、お酒好きにはたまらないかも。
ビスコッティにヴィンサント(甘口でアルコール度が若干高いお酒)に浸して食
べるのです。彼の大好物。

私は、カプチーノにビスコッティを浸して食べました。フィレンツェはかなり食事も楽しめて毎日が楽しみ。ちなみに、このレストラン。すごく有名みたいで私達が入った途端満席になったようで外に、行列が出来てました。ウェイターに「すごいね!」って言うと、「いつものことさ」・・・と。

お会計をするときに、ウェイターともう1人声の大きいオーナーが一緒に私達のテーブルに来てウェイターがそこでオーダーしたものを読み上げ、それをオーナーが書いてその場で伝票をくれる。で、よくみると、メニューと若干値段が安くなっている。「えっ?」と首を傾げるが何せ、オーナーが出した金額なんだからそれで払ってみました。(笑)

Il Latini
Via dei Paichetti 6/r
TEL: 39-055-210-916

1 comment:

Anonymous said...

アッシジは聖地と聞いてます。私もいつか行ってみたいところ。それにしても石畳の上を歩くってきっと慣れないと大変そうだねぇ。
んで、食べ物がすごく美味しそう!